雑記:予告解禁!新作スパイダーマンが傑作になる3つの理由

ワクワクもんですね。

光光太郎です。 


 本日、新しいMCU映画にして新スパイダーマン映画である 


 スパイダーマン:ホームカミング 


の予告が解禁されました!

今の所本国版インターナショナル版、そして日本版の3つがあるようです。それぞれ音楽や編集が異なっています。


↓本国版

↓インターナショナル版

↓日本版



 私は本国版を先に見たのですが…間違いなく面白くなると確信しました。必ず傑作になるでしょう。 

しかも、3つの方向性で。


 一つ、青春映画として
 一つ、新しいスパイダーマンとして 
 一つ、MCU作品として


 何故そう感じたのか?一つずつ解説していきたいと思います。

 


 ①青春映画として傑作 


本国版予告とインターナショナル版の予告を見比べると、本国版の方は軽妙な音楽が使われていたり学校描写が多めだったりと、まるで青春映画の様なノリになっています。 

特に

デブでオタクの友人と一緒に女の子を眺める

→違う女子に「ルーザーズ」と言われる

→とぼける

の流れが完璧ですね!特にデブの彼は一目で「いいやつでありオタク」だと分かりますし、トム・ホランドと並んだ時のコンビ感が微笑ましい!


「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」に続き、トム・ホランドが新しいピーター・パーカーを演じています。彼は歴代のピーター役者の中でも群を抜いて幼く見える容姿であり、明朗快活な学生らしさが良く出ていると思います。

また、街や学校の様子を大きく引いた画で見せるシーンも多く、彼が生きるコミュニティそのものが重要になっていくことを予感させますね。


そして、最近は散々な目に合いまくっている我らがトニー・スタークとの師弟関係、疑似親子関係にも注目したいですね。シビルウォーの頃からピーターがトニーを強く慕う様子(滅茶苦茶可愛い)は描かれていましたが、今回はどう関係性が発展していくのか…


目を輝かせてトニーの話を聞くピーター

言われていることをイマイチ理解できてなさそうなピーター

思わず目が泳ぐピーター

可愛いですね!

ピーターにとってトニーは憧れのヒーローであり尊敬すべきエンジニアでもありますが、当のトニーはソコヴィアでのウルトロン騒動(エイジオブウルトロン)やシビルウォーでのアベンジャーズ分裂等を経験して傷心のはず…。ピーターがトニーの救いとなる様なエピソードにも期待ですね。


本国版の予告を見ると、学生生活とトニーとの関係、この2つが今作のドラマの筋になっていきそうです。正義と悪の対立ではなくあくまでも少年ピーターの成長に本筋を据えているのでしょうか。

インターナショナル版、日本版ではシリアス寄りに、MCU寄りになっていますね。


役者陣のアンサンブルと陽性な雰囲気によって、事態が深刻化しすぎたMCU世界を革新するような作品になるのではないか…そんな予感がします。


勿論スパイダーマンで重要な「恋」も外せません!デブ&ピーターが見惚れていた彼女も、ピーターがスパイダーマンとして、一人の人間として成長していくうえでのキーパーソンになるのでしょう。どんな女性像になるのかも楽しみですね。



②新しいスパイダーマンとして傑作 

前述した通り「スパイダーマン:ホームカミング」には陽性の雰囲気があります。それは若々しいキャスティングや明るめの画作り、軽妙な音楽からも伺えますが、私が何よりもグッと来たのは上のツイートでも言っている通り「塔を登るシーン」です。



スパイダーマンには蜘蛛の能力が備わっているので壁や天井へ張り付き、自由自在に動くことが出来ます。なのでこういったシーンはもう何度も観ているのですが、注目すべきは登っているものと背景。

今までのスパイダーマンでは「夜に壁を登っていくシーン」が印象的でした。行く手を阻む暗い困難へ人知れず立ち向かっていく様な…そんなスパイダーマン像を彷彿とさせます。

しかし、このシーンでは「皆の注目を浴びながら」「抜ける様な青空に向かって塔を登っていく」アクションになっています。様々な協力を得ながら広がる未来へ上り続ける様な…開放的で底抜けに明るいスパイダーマンになるのではないか?そう思わせてくれます。スパイダーマンはもう、壁に囲まれる必要はないんですよ…。


そして、明らかに「スパイダーマン2」の電車シーンを意識したこの映像…あまりにも露骨なので少し辟易してしまいましたが、スパイダーマンは戦うヒーローではなく救うヒーロー。自らの心と葛藤するヒーローです。引き裂かれる船を繋ぎとめる彼の姿は、正しくスパイダーマン。

この映像が単なるオマージュで終わるはずがありません。



今回のスパイダーマンが最高of最高なのは前述してきた通りですが、やはりスパイダーマン映画として期待するのは魅力的なヴィランですよね。彼らは全てピーターのもしもの姿「力に溺れてしまったスパイダーマンの姿」なので、言わばピーターは自分自身の心の暗部と戦っているようなものなんです。「スパイダーマン2」や「アメイジングスパイダーマン2」ではそこがかなり意識されていましたね。

期待の高まる新作ヴィランは「ヴァルチャー」。多彩なメカニックにより飛行能力やエネルギー弾を生み出す強敵のようです。スパイダーマン映画のヴィランには「絶対スパイダーマンでは勝てない」と思わせて欲しいのですが、その点では大合格ですね。こんなんにほぼ素手でどうやって勝てばいいのか…。


演じるのはティム・バートン版「バットマン」でお馴染みのマイケル・キートン!

最近だと「バードマン」や「スポットライト」等で活躍している俳優さんですね。老練なヴィランとして、力でも精神面でもピーターを揺さぶる存在になりそうです。



③MCU作品として傑作

MCU、マーベルシネマティックユニバースは、マーベルの様々なヒーローたちの活躍を一つの世界観で繋ぐ壮大な構想であり、夢の様な作品群です。スパイダーマンはアメコミではアベンジャーズ達と共演していますが、映画での共演は権利関係の問題で不可能でした。が、その問題が解消されたためにシビルウォーで念願のMCU参戦を果たしたわけです。(そのため、アメイジングスパイダーマン3の制作はほぼ絶望的に…)


MCUはその作品数を年々伸ばし、2016年12月現在で劇場公開作品は13作品!ドラマシリーズを合わせると18作品以上にもなる凄まじいシリーズです…。これは新規参入のし辛さにも繋がりますが、シリーズ間の繋がりを楽しむことも大きな魅力の一つ。


今作もMCU作品らしく、他シリーズとの関連性を匂わせるシーンが多数存在します。

その中でも最も分かりやすく、かつ「知らなくても面白い」のは冒頭の強盗でしょう。

アイアンマン、キャプテンアメリカ、ハルク、ソーのお面をつけてるんですね(笑)。あの世界ではこのヒーロー達が活動開始してから大分時間が経っているので(確か実時間と同じはず)こういう商品も出ているのでしょう。そして現段階では彼らアベンジャーズは「正義のヒーロー」というより「はた迷惑で危険な超人」という認識が広まっているので強盗にも馬鹿にされている…ということなのでしょうか。詳しいことは抜きしても、ヒーローのお面を被った強盗が本物のヒーローにやられる姿は酷く滑稽です(笑)。


他にも教室の壁に飾っている科学者の写真にブルース・バナー博士=ハルクがいたり、学校の壁面にハワード・スターク(トニーのお父さん)が描かれていたりと、随所にMCU世界を意識させるものが散りばめられています。


しかしこれらはあくまでもファン向けの要素であり、必ず押さえないと話が分からない…というものではないと思います。例えば「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」ではインサイト計画のターゲット一覧にトニーがいたり、バナー博士が使っている薬が登場しますが、それを知らなくとも話の本筋は理解できます。


スパイダーマンは何度も映画化され最近では日本でアニメも放送されている超人気ヒーローかつ身近なヒーローであり、その認識は全世界共通でしょう。MCUを知らない人でも気軽に楽しめる作りになっていることを期待しましょう!





これまで述べた傑作の予感のワクワクを最後に数百倍にぶち上げてくれたのは、全ての予告編のラストを飾ったこのシーン。

スパイダーマンとアイアンマン、2人のヒーローが一緒に飛んでいく…。

これはMCUヒーローの共演というだけでなく、今まで孤独な戦いを続けていたスパイダーマンが共に戦ってくれる存在を見つけたということでもあるんですね。そしてそれを、これぞスパイダーマン!という動きに乗せて見せてくれると…泣きますね。



青春映画として、新しいスパイダーマンとして、そしてMCU作品として…「スパイダーマン:ホームカミング」は傑作となるでしょう。というか、滅茶苦茶楽しみですよ!純粋に、本当に楽しみ!


日本公開は


8.11!


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