思い出映画感想:「カジノ・ロワイヤル」 ~007に射抜かれた私~



ごきげんよう。

光光太郎です。


私は大学二年生から本格的に映画を観だしており、大学の友人からは「映画といえばコイツ」という扱いを受けています。まぁそこまで突出して観ているわけでも、深く解釈しているわけでもないんですけどね。単純に楽しく短く済むので、いっぱい観てしまうんです。ホラーやアクション、サスペンス、サイコ、SFをよく観ています


今回は、そんな私が最近ゾッコン惚れている映画シリーズ「007」の一作であり、私が大学の友人達に迷惑をかけまくるようになった原因である


カジノ・ロワイヤル


について書きたいと思います。始めに断わっておきますが、今回はかなり感覚的なこと、個人的なことを書き連ねていくことになると思いますので、注意してください。






12月に007の新作「スペクター」が公開されるので、少なくともダニエル・クレイグさんのボンドシリーズだけでも見返そうと思い「カジノ・ロワイヤル」を観たのですが…まぁ

エンタメ大傑作

だったんです。


私は「好きなモノ、はまったモノについて周囲に話しまくる」という癖があるので、最近友人たちにこの「カジノ・ロワイヤル」を薦めまくっているんですね。

今日だけで「カジノ・ロワイヤル」という単語を軽く20回以上発していると思います。そして「カジノ・ロワイヤル」冒頭におけるガンアクションのシーンを15回以上人前で真似しています。

いや、本当に真似したくなるかっこよさなんですよ。というか、何度でも真似したくなるシーンがある映画というのは大傑作なんですよ!


具体的に真似したくなるシーンを挙げると、次の動画の0:00~0:01のシーンですね。


ね?男の子ならだれでも真似したくなるかっこよさでしょ?

私はこのOPの一連のシークエンスにすっかり惚れてしまいまして、これらのシーンの真似を大学でしまくっています。先日なんかはスーツだったので余計にテンションが上がってしまい、銃を撃つシーンの真似を30回以上真似していました。特に誰もいないトイレに行った時などは、もう、撃ちまくりですよ。この映画を観た男の子ならだれでもやっていることだと思います。



真似談義はこれくらいにして、この主題歌とOPアニメーション、

最高

ですよね。音楽と映像、そしてストーリーとキャラクター像が一体化している最高すぎる映像です。「カッコいい」という言葉しか出てきません。

パソコンやスマホの画面で満足しているあなた、すぐにレンタル店へ行ってください。TVで観ましょう。






閑話休題





さて、冒頭でも述べた通りこの「カジノ・ロワイヤル」はエンタメ大傑作です。

なぜそう言えるかというと、映画の進み具合に連れて「映画の見どころ」が実に上手くシフトしていくからなんです。そして全部で三つの見どころがありますが、そのどれもが無類に面白く、全く異なるものになっているんです。

順に示していくと、


①荒々しい「動」のボンド ~超絶パルクールアクション~
②静かに燃える「静」のボンド ~真っ向勝負のポーカー~
③しっとり描かれる「大人」なボンド ~苦い着地~


といった感じです。




①荒々しい「動」のボンド ~超絶パルクールアクション~


※パルクール

 →障害物競争のようなものです。次のリンク先で動画付で詳しく解説されています。

「カジノ・ロワイヤル」でのボンドは007になりたての新人で、とにかく荒削りな魅力を持った人物として描かれています。そこが最もよく表れているのが、冒頭のパルクール追跡シーンです。

この追跡シーン、華麗で美しいパルクールアクションを決めて逃げていく敵方に対してボンドは「巨大ブルドーザーでぶち壊しながら追跡」「壁を体当たりでぶち壊しながら追跡」「大使館をぶち壊しながら追跡」という、ハルクばりの荒々しさで追っていきます。


この「華麗なパルクールを魅せる敵」と「破壊王ボンド」のアクションの対比が、一つ目のエンタメ要素です。これが冒頭に来ることで、グッと心をつかまれましたね。まぁOPの時点でゾッコンなんですが。




②静かに燃える「静」のボンド ~真っ向のポーカー~


「カジノ・ロワイヤル」は中盤以降、とあるカジノへと物語の場が移っていきます。ここでもアクションはあるにはありますが、見せ場はなんといっても「ボンドVSル・シッフル」のポーカー勝負です。

ギャンブルやポーカーでの戦いの見せ場では「如何にばれずにイカサマをするか」が見どころになることが多いですが、「カジノ・ロワイヤル」では小細工なしの読み合い真っ向勝負が繰り広げられます。

相手のブラフの癖、ハッタリ等を見抜くという真っ向勝負なので、普通なら退屈な画にしかならない展開です。ですが、ダニエル・クレイグさん演じるボンドと、マッツ・ミケルセン演じるル・シッフルの顔力、そして超絶演技によって、緊張感と読み合いの面白さが続いていきます。


激しい動きは全くありませんが、だからこそ私たち観客も静かに燃える頭脳戦を共に楽しむことが出来るんですね。ここが、二つ目のエンタメ要素です。



③しっとり描かれる「大人」なボンド ~苦い着地~




劇中終盤、ボンドは仲間である「ヴェスパー」と共に行動していきます。まぁデートなんですけどね。

ここでも大規模なアクションシーンがありますが、そんなことはどうでもよくなるなるようなシーンが続きます。そしてボンドが直面する危機と現実…エンドクレジット前の「あの表情」…すべてが含みを持った「大人」なエンターテイメントドラマになっています。詳しく書くとネタバレになってしまうので、すぐにでもレンタル店へ行ってください。OPを見るためにも。

単純な着地に終わらない、しっとりとした描かれ方をされる終盤が、三つめのエンタメ要素です。




とまぁ、ここまで色々と書いてきましたが


映画を観るのが一番


なので、是非今すぐにでもレンタル店へ行って「カジノ・ロワイヤル」を借りてください。そしてOPの真似をしましょう!!!



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